不動産価格は「五輪後に下がる」が35.4%

 近畿と中部圏は「五輪の影響なし」と考えており、地域差がくっきり。

不動産は今が売り時?「思う」36.4% 「思わない」63.6%

【今後の不動産価格の動向は「あまり変わらない」55.2%、「上がると思う」が 24.8%】
新築・中古を含む不動産価格の今後の見通しについてのアンケート結果ですが、
不動動産価格は「今後もあまり変わらない」が55.2%。
「上がると思う」24.8%が、「下がると思う」20.0%を上回り、
景気回復への期待が込められているようです。

【ポイント2 2020 年の東京オリンピック以降は「不動産価格が下がる」と思う人が 35.4%に増加】
ところが 2020 年の東京オリンピック後の見通しを聞いてみると、
「下がると思う」が 35.4%と増加し、
東京オリンピックをひとつの景気の転換点と考えている人も多いようです。

 この東京オリンピック。
地域差もくっきりでているようで、
中部と近畿の2エリアのみ「五輪後もあまり変わらない」が半数近くを占め、
「五輪特需は関東だけ」といった結果に。
 
 
【不動産の売り時は「分からない」ため「自分の事情で決める」が本音?】
 いまの時期、不動産は売り時でしょうか。
「思う」36.4% 「思わない」63.6%と、半数以上が「思わない」という結果になりました。
「思わない」理由を聞いてみますと、「ご近所の売却価格が安かった」
「田舎なので買い手がつかない」といった値下がりへの漠然とした不安ととともに
「今後価格はやや上向く」といった期待の声も若干ながらありました。
一方「思う」の方の声は、「今後は少子化で空き家が増えそう」「低金利で買い替えしやすい」など、
先よりも今がチャンスだととらてているようです。
 
 
 不動産の売り時については「景気が不透明なので、
正直分からない」という声が多くみられました。
「少子化による人口減」「空き家の増加」
「住宅ローンの低金利」「世界経済の影響」
といった社会的な要素はもちろん気になりますが、
結局は「自分が売りたい時が『売り時』!」という本音もうかがえます。